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ニットの産地、和歌山を訪ねて【吊り編み機】

こんにちは。

レイズラボの近藤です。


2021年も後数日で終わりを告げようとしております。

2020年から世界中で猛威をふるったコロナウイルスの影響で、私たちのお仕事は大きく変化しました。

お客様との対面での打ち合わせはなくなり、販路はWEBが中心となり、強制的に時代を進められたように感じます。生産性を追い求め、効率を重視し、諸外国に遅れをとらないようにと改善を繰り返す日々ですが、そんな現代とは全く反対のお話し。


メリヤス生地の産地として有名な和歌山県。世界的に有名なブランドも日本の和歌山まで来て生地企画をするほど多種多様な生地を生産できる産地ですが、実は日本でこの和歌山でしか生産できない生地があるのです。それが【吊り編み生地】。吊り編み機は1900年代から導入されだした編み機の一種で、機械を上から吊るしているから吊り編み機と呼ばれています。



吊り編み機は現在主流のシンカー機と違い、一日で編み上げられるスピードはウサギと亀ほどの差があります。生産効率を追い求める中で今では吊り編みが生産できる工場は和歌山でも片手で数えられるほどに少なくなりました。ゆっくりと時間をかけて編むことにより、たくさんの空気を含み、糸にストレスがかからないため、独特の柔らかい風合いを出すことが出来、洗っても洗ってもヘタらない、生地が生まれます。人間も糸もストレスは大敵ですね。

ヴィンテージなどのスウェットやTシャツのほとんどはこの製法で作られた生地で、長い年月を経たヴィンテージ商品でも生地はしっかりしていることがうかがえます。





そんな吊り編み生地。

レイズラボ株式会社では、リスク在庫での小ロット生産から、完全別注での生産まで幅広くご対応させて頂いております。「ヴィンテージレプリカを作りたい。」「ちょっといい生地で作りたい。」などのご要望にお応えします。


是非お問い合わせください。






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