みなさんこんにちは。RaiseLabの近藤です。
今日は繊維の産地についてお話をさせて頂きます。
産地は読んで字のごとく生まれる土地のことで、食べ物の産地はなじみのあるところではないでしょうか。
リンゴの名産地は青森や長野ですし、ミカンは愛媛、和歌山など生産量や品質が良い土地で生まれた商品について、よくご存じのことと思います。
では、衣類はいかがでしょうか?
以前のブログでも書きましたが、綿の世界的な産地があるように、もちろん国内にも繊維関係の名産地がたくさんございます。
その中でも今回はRaiseLab(レイズラボ)が本拠地を置く京都府にある【京丹後産地】に行ってきました。
丹後とは京都府北部の日本海側に面した丹後半島全体を指し、日本三景の一つである【天橋立】があることで有名です。
丹後織物の歴史は古く、約1300年前の奈良飛鳥時代から続くとされており、古くから絹織物の産地として栄えておりました。
江戸時代には絹屋佐平治らが京都西陣より持ち帰った技術をもとに創織した【ちりめん】が丹後地方に一気に広まり現代まで続く【丹後ちりめん】が産まれました。
そんな歴史ある産地には数百という機場があり、そのほとんどは白無地の絹製品を織っているのですが、今回お邪魔した機場さんは、ヨーロッパやアメリカに輸出をされ、「産地の中でもうちぐらいですよ、こんな変わった事してるのは!!」とご自身でお話されるほど、面白い物作りをされている創作工房糸遊び
さん。
有名なちりめんのデニム【デニちり】を作られた工房です。
工房内の織機にはシャトルが忙しそうに行き来し、カチャンカチャンと音を立てて生地を織り立ててました。
今回RaiseLab(レイズラボ)では、この度こちらの工房で、新たなチャレンジを依頼致しました。内容はまだ秘密です。そしてうまく出来るかも分かりませんが代表の山本様にご無理を言って少し前に進めて頂けることとなりました。
海風をうけるこの土地で、新たな歴史と物語が産まれることを祈りつつ、京丹後の地を後にしました。
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